経穴彙解(読み)けいけついかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「経穴彙解」の意味・わかりやすい解説

経穴彙解
けいけついかい

鍼灸(しんきゅう)医学書。著者江戸中期の医者原南陽(なんよう)。全8巻8冊。1807年(文化4)に著された。原南陽は山脇(やまわき)東洋賀川玄悦(かがわげんえつ)らに医を学んだが、水戸から江戸に出て窮乏し、あんまや鍼(はり)で生活を維持し、のち水戸侯の侍医となった人物である。この書は、鍼灸を行う部位である経穴(一般に「つぼ」とよぶ)について、木版図も用いて、身体の部位別に解説し、あわせて他の文献も引用してその異名異説を述べている。

内田 謙]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経穴彙解」の意味・わかりやすい解説

経穴彙解
けいけついかい

経穴に関する医書。江戸時代後期の医者,原南陽の著。8巻。文化4 (1807) 年刊。木版図入りで,身体の部位別に経穴が詳しく解説してある。

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