絞り出す(読み)シボリダス

デジタル大辞泉 「絞り出す」の意味・読み・例文・類語

しぼり‐だ・す【絞り出す/搾り出す】

[動サ五(四)]
強く押したりねじったりして、中に含まれているものを出す。「チューブ絵の具を―・す」
なかなか出ない声や知恵などを、努力してやっと出す。「アイデアを―・す」「腹の底から声を―・す」
[類語]絞るしぼり上げる引きしぼるしぼり取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絞り出す」の意味・読み・例文・類語

しぼり‐だ・す【絞出・搾出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 絞って中の液体を外に出す。また比喩的に、知恵、考え、声などを苦心して出す。ひねりだす。しぼりいだす。しぼりいず。
    1. [初出の実例]「その牛の血をしぼりだいて」(出典:玉塵抄(1563)三八)
    2. 「智慧を絞(シボ)り出(ダ)したる糠袋」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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