デジタル大辞泉
「絨毯爆撃」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じゅうたん‐ばくげき【絨緞爆撃】
- 〘 名詞 〙 絨緞を敷きつめたようにすきまなく無差別に爆弾を落とすこと。一定の地域のすべてに対して、集中的に爆撃すること。
- [初出の実例]「ベルリンの絨毯爆撃(ジュウタンばくげき)といふのは大変なものなんですって」(出典:ひさとその女友達(1949)〈広津和郎〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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絨毯爆撃
じゅうたんばくげき
carpet bombing
集中爆撃,飽和爆撃ともいわれる航空爆撃法の一つ。大編隊を組んだ大型爆撃機が絨毯を敷くように目標一帯に一斉に投弾しながら通過することから,こう呼ばれる。第2次世界大戦中の 1942年5月 30日の真夜中から 31日にかけて,イギリス空軍がケルン市を空襲した際,この方法が初めて採用され,1000機の爆撃機で爆弾 2000tを 90分で投下した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の絨毯爆撃の言及
【爆撃】より
…ある地域を制圧する場合は,やや間隔を開いた大編隊で,爆弾の威力圏が接する程度の間隔で投下し,地域全般に爆弾の雨を降り注ぐ。これを〈じゅうたん爆撃〉と俗称する。都市を攻撃するような場合,爆撃隊の被害を少なくするため,夜間攻撃が多く,また軍事目標と他を区分することが困難なので,無差別のじゅうたん爆撃となることが多い。…
※「絨毯爆撃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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