絵画風の模様を織り出した絣。主として模様は緯(ぬき)糸によって表される。模様には「松竹梅」「鶴亀(つるかめ)」「宝尽(づくし)」などの吉祥模様、「一富士二鷹(たか)三茄子(なすび)」といった縁起物、「小野道風(とうふう)」「惺々(しょうじょう)」、「冑(かぶと)に梅が枝」などの物語絵風のものから、「牡丹唐草(ぼたんからくさ)」をはじめとする種々の唐草模様など多岐にわたる。おもにふとん、着尺、野良着(のらぎ)に用いられた。絵絣の産地としては、島根県の広瀬、鳥取県の弓ヶ浜・倉吉(くらよし)、福岡県の甘木・久留米(くるめ)などが有名で、江戸末期から明治にかけて、農家の女性が仕事の合間に絵絣を織っていた。
[
村元雄]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...