精選版 日本国語大辞典 「絶境」の意味・読み・例文・類語 ぜっ‐きょう‥キャウ【絶境】 〘 名詞 〙① 人里を遠く離れた所。人の住みついていない場所。遠隔の地。[初出の実例]「道慈法師。遠渉二蒼波一。覈二異聞於絶境一。遐遊二赤県一」(出典:続日本紀‐養老三年(719)一一月乙卯)「此日送三君帰二絶境一、青鞋布襪興飄然」(出典:蕉堅藁(1403)送古心蔵主帰天草旧隠)[その他の文献]〔陶潜‐桃花源記〕② きわめて景色のよい場所。絶勝の地。[初出の実例]「擺二山市之晴嵐一兮、八景之観也、無窮之興也、実東域之絶境、可下与二近州之琵琶湖一共鳴上者也」(出典:垂加文集(1714‐24)一)③ 絶妙の境地。玄妙な境地。〔任昉‐王文憲集序〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「絶境」の読み・字形・画数・意味 【絶境】ぜつきよう(きやう) 外界と隔絶したところ。晋・陶潜〔桃花源記〕自ら云ふ、先世、秦時の亂をけ、妻子邑人をゐて此のに來(きた)り、復た出でず~と。字通「絶」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報