絶勝(読み)ゼッショウ

精選版 日本国語大辞典 「絶勝」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐しょう【絶勝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きわめてすぐれていること。最もたちまさっていること。
    1. [初出の実例]「猶絶勝の句、撰集に出すべからず。世上の眼届がたし」(出典:俳諧・宇陀法師(1702)誹諧撰集法)
    2. [その他の文献]〔墨子‐経説・上〕
  3. きわめて地勢のよい土地。また、きわめて景色のすぐれた地。
    1. [初出の実例]「鼻尖頭上封疆濶、絶勝防胡壁塁完」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・道号・香城)
    2. 「其の絶勝北海道第一の称ある阿寒湖」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐早春呈水部張十八員外詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「絶勝」の読み・字形・画数・意味

【絶勝】ぜつしよう

絶景の地。唐・韓早春~〕詩 最も是れ一年、春好き處 柳、皇に滿つ

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