精選版 日本国語大辞典 「継目・続目」の意味・読み・例文・類語
つぎ‐め【継目・続目】
〘名〙 空間的、または時間的に連続する二つのものの、互いに接している部分。
① 物理的、空間的な接合の部分。物と物とがつなぎ合わせてある所。
② 骨と骨とが互いに運動できるように連結している部分。関節。
※大智度論天安二年点(858)八九「六は骨の際(ツキメ)鈎の鎖(くさ)れるが如し」
※夢十夜(1908)〈夏目漱石〉第二夜「膝の接目(ツギメ)が急に痛くなった」
③ 先行した物事が終了して、新たに他が引き継ぐ区切りとなる時。時代の転換期。
※愚管抄(1220)三「これはみな王法のおとろふるうへに又おこしたつるつぎめつぎめに、やうかはりてめづらしくて」
※浮世草子・俗つれづれ(1695)一「銚子の次目(ツギメ)今一つとすすむ」
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