続文献通考(読み)ぞくぶんけんつこう(その他表記)Xu-wen-xian tong-kao; Hsü-wên-hsien t`ung-k`ao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「続文献通考」の意味・わかりやすい解説

続文献通考
ぞくぶんけんつこう
Xu-wen-xian tong-kao; Hsü-wên-hsien t`ung-k`ao

中国の政書。明の王圻 (おうき) 撰。 254巻。万暦 14 (1586) 年に成る。馬端臨の『文献通考』のあとをうけ,南宋末から,元を経て明の万暦初年までの記事を含む。本書は『文献通考』とだいたい同じ目次に分けられているが,「節義考」など若干の項目を増補している。体裁は整わず,記述にも脱落誤謬があるが,独自の記事も多く,特に明代の制度や社会経済に関する史料として価値が高い。

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