綴文(読み)とじふみ

精選版 日本国語大辞典 「綴文」の意味・読み・例文・類語

とじ‐ふみ とぢ‥【綴文】

〘名〙 冊子(そうし)のこと。
訓蒙図彙(1666)八「書〈略〉冊子(さくし) 今按とぢふみ」
暁月夜(1893)〈樋口一葉〉三「早く其歌を詠めとせがむに懐中(ふところ)より彼の綴(ト)ぢ文(ブミ)を出し」

てつ‐ぶん【綴文】

〘名〙 文章をつづること。また、つづった文章。作文ていぶん
参天台五台山記(1072‐73)四「訳経証義兼綴文文鑒大師用寧」 〔漢書‐劉向伝賛〕

てい‐ぶん【綴文】

せつ‐ぶん【綴文】

〘名〙 「ていぶん(綴文)」の誤読

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デジタル大辞泉 「綴文」の意味・読み・例文・類語

てい‐ぶん【×綴文】

文章をつづること。作文。

てつ‐ぶん【×綴文】

文章をつづること。作文。

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普及版 字通 「綴文」の読み・字形・画数・意味

【綴文】ていぶん

文を作る。

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