20世紀日本人名事典 「綾川武治」の解説
綾川 武治
アヤカワ タケジ
大正・昭和期の国家主義運動家,弁護士 衆院議員(昭和会)。
- 生年
- 明治24(1891)年4月23日
- 没年
- 昭和41(1966)年12月7日
- 出生地
- 埼玉県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学哲学科〔大正5年〕卒,東京帝国大学英法科〔大正9年〕卒
- 経歴
- 東京帝大在学中から憲法学者の上杉慎吉らと国家主義運動を行う。卒業後、満鉄に入社、東亜経済調査局員。北一輝、大川周明らを中心とした猶存社に参加する他、大正14年大川の行地社創立に参画、昭和2年には天野辰夫と興国同志会を結成するなど、一貫して国家主義運動に携わる。この間、大正14年日本新聞編集局長、昭和8年帝国新報社長、大陸国策研究所長などを歴任。11年衆院議員に当選、1期務める。14年の日独伊三国同盟締結運動にも積極的に参加。戦後も右翼団体結成などに関与した。著書に「満州事変の世界史的意義」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報