綾筋(読み)アヤスジ

デジタル大辞泉 「綾筋」の意味・読み・例文・類語

あや‐すじ〔‐すぢ〕【×綾筋】

屋根瓦獅子口ししぐちに付けた山形の筋。締筋。

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精選版 日本国語大辞典 「綾筋」の意味・読み・例文・類語

あや‐すじ‥すぢ【綾筋】

  1. 〘 名詞 〙 獅子口(ししぐち)前面で、経巻状の円筒の下につけた山形の線条模様。締筋。〔日本建築辞彙(1906)〕

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日本歴史地名大系 「綾筋」の解説

綾筋
あやすじ

日向筋(高岡筋)から浜之市はまのいち(現隼人町)で分岐、北東に向かい、霧島山麓を越えて日向国に至る近世の街道。公用書状送達の七筋の一つで、「列朝制度」は鹿児島―加治木かじき大窪おおくぼ(現霧島町)荒河内あらこうち(現宮崎県都城市)高原たかはる(現同県高原町)の経路を記す。当筋に配置された外城は大隅国の国分郷、日当山ひなたやま(現隼人町)曾於郡そのくい(現霧島町)、日向国の高原郷、野尻のじり(現宮崎県野尻町)、綾郷(現同県綾町)であった。浜之市で日向筋と分岐して以降、日当山郷、姫城ひめぎ村・重久しげひさ(現国分市)関之せきの(入戸坂、現国分市)豊後迫ぶんござこ大窪村・霧島神宮(現霧島町)を経て日向国に入り、高原郷・野尻郷・同郷紙屋かみや村・綾郷を結んだ。

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