綾野天満宮(読み)あやのてんまんぐう

日本歴史地名大系 「綾野天満宮」の解説

綾野天満宮
あやのてんまんぐう

[現在地名]水口町綾野

天神てんじん町の北側に鎮座する。宗教法人名は綾野神社。旧郷社。祭神は菅原道真。社伝によれば、延喜元年(九〇一)道真の第四子淳茂が当地に寄寓し、父の木像を祀ったのが始まりで、その後末孫を称する土豪美濃部氏が建武年間(一三三四―三八)社殿を再建したという。もと南方美濃部みのべの地に鎮座し、美濃部天神と称した。大永二年(一五二二)四月二七日の柏木三方中惣起請文(柏木神社文書)天満天神とみえる。旧社地は現在の藤栄ふじさかえ神社(現水口町)付近にあったが、延宝七年(一六七九)の地子赦免帳(水口宿文書)によれば、境内は東西一〇二間・南北四八間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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