綿馬根(読み)メンマコン(その他表記)aspidium; male fern

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「綿馬根」の意味・わかりやすい解説

綿馬根
めんまこん
aspidium; male fern

シダ植物のオシダ属 Dryopterisのいくつかの種の根や鱗片を除いた根茎や葉柄の太いところを乾燥したもので,生薬の一種。古くからサナダムシ (条虫) の駆除薬として用いられた。虫体の平滑筋を麻痺させることによる。抽出液の主成分はフィリシン酸を基礎骨格とした物質で,生薬にする場合,粗フィリシンを 1.5%以上含むものとされている。ほかに,十二指腸虫の駆除薬としてメンマエキス (粗フィリシン 24~28%を含む) などもある。しかし,過量に摂取するとけいれん,失明などを招くことがあるため,現在はあまり使用されない。

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