緊急事態条項(読み)キンキュウジタイジョウコウ

デジタル大辞泉 「緊急事態条項」の意味・読み・例文・類語

きんきゅうじたい‐じょうこう〔キンキフジタイデウカウ〕【緊急事態条項】

戦争・テロ・大規模災害などの非常事態が発生した場合に、政府国会権限を一時的に強化する規定。平成28年(2016)現在、日本国憲法には定められていない。

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共同通信ニュース用語解説 「緊急事態条項」の解説

緊急事態条項

大規模災害や武力攻撃、感染症まん延などの緊急事態発生時に、政府の権限を一時的に強化して特別な措置を講じる規定。選挙実施が長期間困難な場合に備え、憲法で衆院4年、参院6年と定める議員任期の延長を可能にする内容も含まれる。自民党は憲法改正案4項目の一つに掲げ、法律と同じ効力を持つ「緊急政令」制度導入も主張する。政府が権力を乱用し、人権制限が強まるとの懸念識者などから指摘される。

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