緒方宗哲(読み)おがた・そうてつ

朝日日本歴史人物事典 「緒方宗哲」の解説

緒方宗哲

没年享保8(1723)
生年正保3(1646)
江戸前期の儒学者。名は維文,宗哲は字。号は黙堂,木樵堂。諡号謙光先生。京都出身。幼時奇童と称せられた。はじめ那波木庵,次いで伊藤坦庵に朱子学を学んだのち伊藤仁斎に入門,古義学を学ぶ。隷書漢詩にすぐれていた。土佐国(高知県)土佐藩儒として仕えること40年余,このため古義学が土佐一国に広まったという。京都で死去。その著作は多くないが,『儒家諸巻』のなかに漢詩が収録されている。<参考文献>伊藤東涯『先游伝』(日本儒林叢書14巻)

(三宅正彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「緒方宗哲」の解説

緒方宗哲 おがた-そうてつ

1645-1722 江戸時代前期-中期儒者
正保(しょうほ)2年8月3日生まれ。姉の夫伊藤仁斎にまなぶ。延宝7年土佐高知藩にまねかれ,没するまで藩主侍読をつとめた。享保(きょうほう)7年7月8日死去。78歳。備後(びんご)(広島県)出身。名は維文。号は木鐘,黙堂,木樵堂。編著に「土佐州郡志」。

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367日誕生日大事典 「緒方宗哲」の解説

緒方宗哲 (おがたそうてつ)

生年月日:1645年8月3日
江戸時代前期;中期の儒学者
1722年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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