繊麗(読み)センレイ

デジタル大辞泉 「繊麗」の意味・読み・例文・類語

せん‐れい【繊麗】

[名・形動]ほっそりとして美しいこと。また、そのさま。
「―な割合下顎骨の発達した」〈有島或る女

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精選版 日本国語大辞典 「繊麗」の意味・読み・例文・類語

せん‐れい【繊麗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) しなやかでうるわしいこと。ほっそりして美しいこと。また、そのさま。繊美
    1. [初出の実例]「范公繊麗之膾、俎上出九渓而已」(出典:江吏部集(1010‐11頃)三月三日同賦花貌年々同応製詩序)
    2. 「蒼白い滑らかな皮膚の、よく見ると他の部分の繊麗(センレイ)な割合に下顎骨の発達した」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
    3. [その他の文献]〔張華‐軽薄篇〕

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普及版 字通 「繊麗」の読み・字形・画数・意味

【繊麗】せんれい

こまかく美しい。晋・陸機〔演連珠、五十首、四十六〕臣聞く、形を影に圖(と)すれば、未だ纖麗の容を盡さず。火をに察すれば、洪赫(こうかく)の烈を覩(み)ずと。是(ここ)を以てを問ふは、其の人に存す。

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