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纛幡(読み)トウバン

デジタル大辞泉 「纛幡」の意味・読み・例文・類語

とう‐ばん〔タウ‐〕【××幡/××旛】

平安時代軍陣将軍標識として立てた旗。
昔、朝廷即位式などのとき大極殿だいごくでん後世紫宸殿ししんでん)の庭に威儀を整えるために立てた仗旗じょうき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「纛幡」の意味・読み・例文・類語

とう‐ばんタウ‥【纛幡・纛旛】

  1. 〘 名詞 〙 令制による儀仗の旗の一つ。将軍の陣中標旗。また、仗旗。龍像(たつがた)纛幡、鷲像(わしがた)纛幡、虎像(とらがた)纛幡、兕像(じのがた)纛幡がある。
    1. [初出の実例]「軍幡。〈謂。〈略〉幡者。旌旗惣名也。将軍所載曰纛幡〉」(出典令義解(833)軍防)

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