羅斎(読み)ラサイ

デジタル大辞泉 「羅斎」の意味・読み・例文・類語

ら‐さい【羅斎】

禅宗で、托鉢たくはつして米銭喜捨を求めること。乞食こつじき。ろさい。

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精選版 日本国語大辞典 「羅斎」の意味・読み・例文・類語

ろ‐さい【羅斎・邏斎・&JIS885E;斎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。僧が、四方を巡って托鉢して歩き、供養を請うこと。
    1. [初出の実例]「猶以禅家方者、相伴邏斎之僧」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))
    2. [その他の文献]〔范成大‐老陳道人自云夢被召作地上主者詩〕
  3. 一般に、他人食物物品を請うこと。
    1. [初出の実例]「一飯のろさいをだも不許」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)三)
  4. 乞食(こじき)をいう。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「よばねども参るや囉嚌太郎月〈是友〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)一)

ら‐さい【羅斎】

  1. 〘 名詞 〙 四方を巡って托鉢して歩き、供養を受けること。乞食(こつじき)。ろさい。

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