ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「美保関隕石」の意味・わかりやすい解説 美保関隕石みほのせきいんせきMihonoseki-meteorite 1992年 12月 10日,島根県美保関町の民家を直撃した隕石。重さ 6.385kgで灰白色をしており,分析の結果,石質隕石の一種であるコンドライトのうち,鉄をあまり含まない L6コンドライトに属することが判明した。またこの隕石は鉄ケイ酸塩,希ガス濃度が直方隕石 (のうがたいんせき) と非常に似ており,母天体から離れてから宇宙空間を漂っていた時間も,美保関隕石は約 6100万年,直方隕石は約 6000万年とほぼ一致することから,ともに起源を同じくするものと考えられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by