日本歴史地名大系 「美唄屯田兵屋」の解説 美唄屯田兵屋びばいとんでんへいおく 北海道:空知支庁美唄市沼貝村美唄屯田兵屋[現在地名]美唄市大通西一条北二丁目美唄屯田兵(騎兵隊)が給与された住宅。現在復元展示されており、道指定文化財。展示されている兵屋は美唄騎兵隊のもので、間口五間、奥行三・五間の一七・五坪。牝馬一頭が配備されたため二坪の厩が付いていた。美唄屯田子孫の会の協力で、明治二六年現癸巳(きし)町に入植した騎兵隊の兵屋番号九三番長谷川金五郎の兵屋を主体に、別棟の便所を屋内に移し、昭和四五年(一九七〇)に復元したもの。兵屋の形式は陸軍標準型とよばれ、母屋の正面右側に厩、外観は左側が押縁横下見張り、右側が目板打堅羽目張り、屋根勾配が一〇分の五、煙出しは大棟と平行。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by