…体(からだ)心身問題物【黒田 亘】
【日本語における〈こころ〉】
人間の精神活動の内容や動きをいう〈こころ〉という日本語は,古くは身体の一部としての内臓(特に心臓)をさす場合が多かった。8世紀の《古事記》《日本書紀》《万葉集》には,〈こころ〉の枕詞として〈肝(きも)むかふ〉〈群肝(むらぎも)の〉が用いられており,また〈心前(こころさき)〉(胸さきの意),〈心府(こころきも)〉の語がみえる。いわゆる五臓六腑の総称が〈群肝〉で,心臓がそれらの〈肝〉に対して位置するところから〈肝むかふ〉といい,また〈肝〉の一類として〈心肝〉と呼んだのであろう。…
※「群肝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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