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義児伝 ぎじでん Yì ér zhuàn

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎじでん【義児伝 Yì ér zhuàn】

中国,宋の欧陽修《五代史記》巻三十六に立てられた列伝。中国では家系を重んずる貴族制の崩壊に伴い,政治的軍事的意図から異姓間に養父子関係を結ぶことが行われた。とくに武将が有能な軍士を多数養子(仮子,義児)として親衛隊(義児軍)を置くことが隋代ごろから見られ,唐中期~五代に盛行した。〈義児伝〉は後唐李克用(太祖)の著名な義児9人中,帝位に就いた李嗣源(後唐明宗)を除く8人の武将を収めたもので,これによって〈干戈骨肉より起こり,異類合して父子と為(な)〉(〈義児伝〉序)った当時の風潮をえがく。

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