羽川館跡(読み)はねがわたてあと

日本歴史地名大系 「羽川館跡」の解説

羽川館跡
はねがわたてあと

[現在地名]秋田市下浜羽川

国道七号から東二キロの台地上、長嶺をもつ山の突端にある。本丸東西二五間、南北一〇間余、二の丸東西一〇間、南北三〇間、高さ一〇丈ほどで、登り路は屈曲して二町余、本丸・二の丸や用水などの跡がいまもうかがえる。

室町時代、由利十二頭に数えられる羽川氏の居城。戦国時代には羽川小太郎義稙が拠った。由利地方は由利諸党がそれぞれに小地域を占拠して抗争を繰り返し、離合集散を重ねた(由利十二頭記)。天正二年(一五七四)大曲おおまがり(現大曲市)の前田氏を攻めて敗れるが、同一〇年由利十二頭の赤尾津氏と組み大曲城を奇襲

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む