羽川村(読み)はねがわむら

日本歴史地名大系 「羽川村」の解説

羽川村
はねがわむら

[現在地名]秋田市下浜羽川

長浜(ながはま)村の南二七町。東と南北の三面を山に囲まれ、小流鮎(あゆ)川が村の中央を西流して日本海に注ぐ。

慶長一七年(一六一二)の由利郡中慶長年中比見出検地帳(由利郡中世史考)に「羽根川郷 新屋村、行川村、金山村、黒瀬村、八田村、前郷村」とみえる。この検地は由利郡五万三千石を五万八千石に増やす苛酷なもので、羽川村で検地増石反対の一揆が起きた(鳥麓奇談)。「梅津政景日記」寛永二年(一六二五)八月一二日条に「修理大夫様御知行為御郷廻与、羽根川前郷迄参着致候」とあり、政景が岩城氏の知行地を巡見している。正保三年(一六四六)の出羽国油利郡之内知行高帳(秋田県庁蔵)に「高七百拾石壱斗三升 羽根川村 旱損所、海辺、新開有」とあり、下浜での中核的村落である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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