翼果(読み)ヨッカ(その他表記)key fruit; samara

デジタル大辞泉 「翼果」の意味・読み・例文・類語

よっ‐か〔ヨククワ〕【翼果】

閉果へいかの一。果皮一端が伸びてできた膜状の翼があり、風に乗って飛散する。カエデニレなどにみられる。翅果しか

よく‐か〔‐クワ〕【翼果】

よっか(翼果)

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精選版 日本国語大辞典 「翼果」の意味・読み・例文・類語

よっ‐かヨククヮ【翼果】

  1. 〘 名詞 〙 果実一つ。果皮または果皮の一部が発達して翼となったもの。風によってよく飛び散る。カエデなどがその例。翅果

よく‐か‥クヮ【翼果】

  1. 〘 名詞 〙よっか(翼果)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「翼果」の意味・わかりやすい解説

翼果
よくか
key fruit; samara

翅果ともいう。子房壁が薄膜状に突出して,果実の翼状になっているものをいう。トネリコ,ニレ,カエデなどでよくみられる。カエデの場合には離生子房なので,2つの子房からそれぞれ1枚の翼を生じ,2枚の翼をもつようになる。風による散布を助ける構造である。

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