耗羨(読み)こうせん(その他表記)Hao-xian; Hao-hsien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耗羨」の意味・わかりやすい解説

耗羨
こうせん
Hao-xian; Hao-hsien

中国,清代に制度化された税制の一つ,一種の付加税。耗羨は税として徴収した米穀や銀が貯蔵運搬溶解などによって,目減りが起ることを見越し,あらかじめ規定額をこえて余分に税を徴収すること。この慣習官吏私利を満たすため利用されたので,清はこれを防止するため雍正から乾隆初期に耗羨の公認と定額化をはかり,国家収入としたうえで地方公費などに支給する方策をとった。

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普及版 字通 「耗羨」の読み・字形・画数・意味

【耗羨】こうせん

附加税。

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