耽湎(読み)タンメン

精選版 日本国語大辞典 「耽湎」の意味・読み・例文・類語

たん‐めん【耽湎】

  1. 〘 名詞 〙 酒色にふけり、すさむこと。耽溺(たんでき)
    1. [初出の実例]「金を欺騙(だまし)の語に失ひ、産を耽湎の心に破る者、之を痴漢(ばか)と謂ふ」(出典柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二)
    2. [その他の文献]〔晉書‐孔群伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「耽湎」の読み・字形・画数・意味

【耽湎】たんめん

する。〔隋書、煬帝紀下〕至る、唯だ後宮と耽湎し、惟(こ)れ日も足らず。姥媼を招し、夕共に醜言を肆(ほしいまま)にす。少年を引き、宮人と穢亂せしめ、不軌不、以て樂と爲す。

字通「耽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android