普及版 字通 「聆」の読み・字形・画数・意味
聆
11画
[字訓] きく・さとる・したがう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は令(れい)。令は礼帽を深く被った神官が、いて神意を承けている形。神意を聴くことをいう。聆は令の繁文とみてよい字である。〔説文〕十二上に「聽くなり」、〔広雅、釈詁一〕に「從ふなり」とあって、神意を聴いて悟り、従うことをいう。心に悟ることを聆聆という。
[訓義]
1. きく、神意をきく。
2. さとる。
3. したがう。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕聆 謀を聽くなり。止弥々(とみみ)、、弥々止志(みみとし)〔名義抄〕聆 キク・トミミ・ミミトシ
[熟語]
聆音▶・聆教▶・聆訓▶・聆悉▶・聆取▶・聆受▶・聆聴▶・聆風▶・聆聆▶
[下接語]
耳聆・静聆・側聆・竚聆・俯聆
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報