聖武親征録(読み)せいぶしんせいろく(その他表記)Shèng wǔ qīn zhēng lù

改訂新版 世界大百科事典 「聖武親征録」の意味・わかりやすい解説

聖武親征録 (せいぶしんせいろく)
Shèng wǔ qīn zhēng lù

モンゴル帝国に関する元代にまとめられた史書。1巻。著者不明。チンギス・ハーン誕生からモンゴル帝国建設までと即位後の治世,オゴタイ・ハーンの治世に関して,漢文年代記としてまとめてある。内容的に《元朝秘史》とかなり異なり,《元史》の太祖本紀やラシード・アッディーンの《集史》のチンギス・ハーン紀と多く一致する。モンゴル帝国史に関する重要文献の一つ。
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関連語 吉田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖武親征録」の意味・わかりやすい解説

聖武親征録
せいぶしんせいろく
Sheng-wu-qin-zheng-lu; Shêng-wu hsin-chêng-lu

モンゴルの歴史書。撰者未詳。1巻。モンゴルの太祖チンギス・ハン,太宗オゴデイについての物語を漢文で簡単に書いた記録で,『元史』の太祖,太宗本紀の原典

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