聖通寺山城跡(読み)しようつうじやまじようあと

日本歴史地名大系 「聖通寺山城跡」の解説

聖通寺山城跡
しようつうじやまじようあと

[現在地名]宇多津町、坂出市坂出町・常盤町二丁目

標高一一六・七メートルの聖通寺山に築かれた山城。聖通寺城・宇多津城・平山ひらやま城ともいった。聖通寺山には北・中・南の三峰があるが、中峰を本丸とし、北峰・南峰を出丸としていた。本丸跡周辺に数段の削平地と空堀・土塁が残り、北峰・南峰頂部にも堀・土塁を伴う平坦部があり、室町期と推定される焼けた瓦片が多数出土する。山頂一帯は聖通寺公園・常盤ときわ公園となっていて遺構の破壊が著しい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android