デジタル大辞泉 「肉刺」の意味・読み・例文・類語 にく‐さし【肉刺(し)】 フォーク。肉叉にくさ。「手にした―に料理をさしながら」〈荷風・ふらんす物語〉 まめ【肉=刺】 かたいものとこすれたため、手足などの皮膚にできる豆のような水ぶくれ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「肉刺」の意味・読み・例文・類語 まめ【肉刺】 〘 名詞 〙 主に手のひらや手の指、足底などに、摩擦圧迫をうけてできる、豆のような水ぶくれ。局部的に皮膚表層の角質が厚くなったもので、つぶれたあとはかたくなる。[初出の実例]「人のてあしにまめおいたし候には」(出典:山科家礼記‐文明一三年(1481)一一月二九日) にく‐さし【肉刺】 〘 名詞 〙 フォークのこと。肉叉(にくさ)。[初出の実例]「物をこの器にてさし食ふ、俗に肉さしといふなり」(出典:蘭説弁惑(1799)上) のい‐ずみ【肉刺・芒墨】 〘 名詞 〙 ( 「のい」は「のぎ(芒)」の変化したもの ) 履物の固い部分にこすれて、足にできる炎症。まめ。くつずれ。〔十巻本和名抄(934頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例