普及版 字通 「肖(漢字)」の読み・字形・画数・意味
肖
常用漢字 7画
(旧字)
7画
[字訓] にる・ちいさい
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
旧字はに作り、小(しょう)声。〔説文〕四下に「骨相ひ似るなり。~其の先に似ず。故に不と曰ふなり」とあり、肖似の意とする。金文には、斉器の〔因敦(いんしたい)〕に「(くわん)(桓)を嗣(せうし)す」とあって、字をに作る。字は・(梢)の従うところで、小肉がその原義。肖似の意は・に作るべく、「不」とは「嗣せざるもの」の意であろう。
[訓義]
1. にる。
2. ちいさい。
3. と通じ、つぐ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ノリ・ニタリ・アエタリ
[声系]
〔説文〕に声として趙・(削)・・稍・(宵)・(消)・銷・など十八字を収める。は肉の梢末のところの意。声の字にその義を取るものが多い。
[語系]
・・・銷・小siは同声。少sji、・稍sheは声義近く、みな末端の微小なるものをいう。
[熟語]
肖化▶・肖形▶・肖似▶・肖象▶・肖神▶・肖像▶・肖貌▶
[下接語]
不肖・肖
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報