肩白(読み)カタジロ

デジタル大辞泉 「肩白」の意味・読み・例文・類語

かた‐じろ【肩白】

よろい威毛おどしげ一つで、肩取かたどり威の一。袖の上段立挙たてあげしころの上段を白色で、他を別の色で威したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「肩白」の意味・読み・例文・類語

かた‐じろ【肩白】

  1. 〘 名詞 〙 威毛(おどしげ)の一つで、肩取威(かたとりおどし)一種。鎧の袖の上段、立挙(たてあげ)や𩊱(しころ)の上段を白く、他を別の色で威したもの。赤威肩白、紫威肩白などがある。肩白威。
    1. [初出の実例]「真田はあしげなる馬に乗たりつるが、かたしろの鎧に裾金物打て白き母衣かけたりつるぞ」(出典:長門本平家(13C前)一〇)

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