デジタル大辞泉 「肱川嵐」の意味・読み・例文・類語 ひじかわ‐あらし〔ひぢかは‐〕【×肱川嵐/×肱川あらし】 愛媛県西部を流れる肱川に沿って、上流の大洲おおず盆地で発生した霧が強風とともに流れ下る現象のこと。10月~3月の朝に起こる。冬型の気圧配置がゆるみ、大洲盆地と瀬戸内海との気温差が大きく、海上で上昇気流が生じ、満潮によって温かい海水が川に流れ込むなどの条件下で発生する。川の両側に山が迫っている地形も重要で、大規模なものは霧が沖合に向かって扇形に流れ広がる。肱川颪おろし。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例