肴奉行(読み)さかなぶぎょう

精選版 日本国語大辞典 「肴奉行」の意味・読み・例文・類語

さかな‐ぶぎょう‥ブギャウ【肴奉行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸幕府職名賄方(まかないかた)の一分課で、大奥食事に用いる肴の調達をつかさどった下級役人。
    1. [初出の実例]「御肴奉行者弐人宛」(出典:徳川禁令考‐前集・第二・巻一七・万治二年(1659)九月五日)
  3. 富豪の家などの魚類の買出し役。
    1. [初出の実例]「爰(ここ)坂田の町に鎧屋(あぶみや)といへる大問屋住みけるが、〈略〉肴奉行(サカナブギャウ)・料理人・椀家具の部屋を預り」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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