背振神社(読み)せふりじんじや

日本歴史地名大系 「背振神社」の解説

背振神社
せふりじんじや

[現在地名]脊振村大字服巻字田中

背振山西南田手たで川上流にある。神紋は杏葉。祭神は多紀理毘売命・市杵島毘売命・多岐部毘売命の三女神。神体は鏡。「玉林苑」「宴曲抄」によれば、神功皇后の朝鮮出兵に際し戦勝祈願のため創建されたと伝える。俗に背振弁財天といい、全国六ヵ所に鎮座する弁財天の一つ。五穀豊穣の神として知られる。弁財天は仏教伝来後の神仏習合の風潮の中で合祀されたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android