胤子(読み)いんし

精選版 日本国語大辞典 「胤子」の意味・読み・例文・類語

いん‐し【胤子・胤嗣】

  1. 〘 名詞 〙 あとつぎ嗣子。また、子孫。多く身分の高い人の場合に用いられる。
    1. [初出の実例]「乃至藤原朝廷、胤子太政大臣、傷構堂之将一レ墜」(出典続日本紀‐天平宝字元年(757)閏八月壬戌)
    2. 「用明天皇の胤子(いんし)にて聖徳太子とおはします」(出典:皇太子聖徳奉讚(1255))
    3. [その他の文献]〔書経‐堯典〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「胤子」の読み・字形・画数・意味

【胤子】いんし

あとつぎ。〔書、尭典〕疇(たれ)か咨(ああ)、時(こと)に(したが)ひて登庸せんと。放齊曰く、胤子朱、なりと。曰く、吁(ああ)、(ぎんしよう)なり。可ならんやと。

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