胤(読み)イン

精選版 日本国語大辞典 「胤」の意味・読み・例文・類語

いん【胤】

  1. 〘 名詞 〙 血筋。血筋を受けた子孫。
    1. [初出の実例]「詔加下賜親王大臣之胤。及預レ討二逆徒一諸氏人等位階上」(出典:続日本紀‐天平宝字八年(764)一〇月庚午)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公一一年〕

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普及版 字通 「胤」の読み・字形・画数・意味

胤
人名用漢字 9画

[字音] イン
[字訓] すえ・たね・つぐ

[説文解字]
[金文]

[字形] 象形
〔説文〕四下に「子孫相ひ承續するなり。に從ひ、に從ふ。其の長きに象るなり。幺(えう)に從ふ。重累に象るなり」とするが、そのように分解すべきではない。古文の字は両手に従う形にみえるが、おそらく獣の両脚の形。その間から獣子の生み落とされる意で、その全体象形の字であろう。(たつ)は羊子を生み落とすさま。大は母羊を後ろからみた形で、胤と字の立意が近い。

[訓義]
1. 子、うみおとした子、子孫、すえ。
2. たね、ちすじ。
3. よつぎ、あとつぎ、つぐ。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕胤 ムマコ・タネ・ツギ・ヨハシ・ナハヰ/胤子 タネ 〔字鏡集〕胤 ヨハシ・ムマヤ・ツイデ・ツグ・ナヰ・タネ

[熟語]
胤裔▶・胤子▶・胤嗣▶・胤息▶・胤続▶・胤孫▶・胤冑▶・胤文▶
[下接語]
賢胤・後胤・皇胤・子胤・淑胤・垂胤・祚胤・帝胤・苗胤・来胤・落胤

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