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胸管 きょうかんthoracic duct

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胸管
きょうかん
thoracic duct

リンパ系主管で,下半身と左上半身のリンパを集める太いリンパ管腹大動脈の右後側,第2腰椎付近にある乳び槽から始り,脊柱の前を上に走り,左の鎖骨下静脈と内頸静脈合流点で静脈に入る。

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デジタル大辞泉の解説

きょう‐かん〔‐クワン〕【胸管】

リンパ管の主幹。下半身および左上半身のリンパを集める。腸リンパ管・腰リンパ管の合流点から、脊柱に沿って上り、左の鎖骨下で静脈に連絡するまでの部分。

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百科事典マイペディアの解説

胸管【きょうかん】

下半身および左側上半身のリンパを集めるリンパ系の本幹。後腹壁上部の乳糜槽(にゅうびそう)に始まり,大動脈とともに横隔膜を貫き,椎の前を上り首に入って左の静脈角(鎖骨下静脈と内頸(ないけい)静脈の合流角)に,左の頭部からの頸リンパ本幹,左上肢からの鎖骨下リンパ本幹とともに開く。
→関連項目リンパ系

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栄養・生化学辞典の解説

胸管

 リンパ管の本幹で,下半身や腸管のリンパ管が集合し左鎖骨下静脈の部位で静脈に入る.吸収された脂肪もこの胸管を通って静脈へ入る.

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大辞林 第三版の解説

きょうかん【胸管】

爬虫類以上の脊椎動物にあって、リンパ液を血管に送る役目を担うリンパ管の主幹。ヒトでは腹部に始まり下半身および左上半身のリンパ液を集め、上胸部で左鎖骨下静脈につながる。

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世界大百科事典内の胸管の言及

【リンパ管】より

…この間,多くの鳥類と哺乳類とでは,通常いくつかのリンパ節を経由する。哺乳類の右側上半身を除く全身のリンパ液が流入するリンパ本幹は,胸郭内を通り通常左鎖骨下静脈に注ぐので,胸管thoracic ductと呼ばれている。腸粘膜の絨毛(じゆうもう)から始まるリンパ管は,腸間膜の間を走り胸管に合流するが,消化時吸収された脂肪滴の乳糜(にゆうび)によりリンパ液が白濁しているので,乳糜管chyle ductともいう。…

※「胸管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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