デジタル大辞泉 「脅」の意味・読み・例文・類語 きょう【脅】[漢字項目] [常用漢字] [音]キョウ(ケフ)(漢) [訓]おびやかす おどす おどかす人に迫っておびやかす。「脅威・脅喝・脅迫」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「脅」の意味・読み・例文・類語 おどかし【脅】 〘 名詞 〙 ( 動詞「おどかす(脅)」の連用形の名詞化 ) おどかすこと。相手にこわいという気持をいだかせたり、びっくりさせたりする行為。おどし。[初出の実例]「あたまっからおどかしをくふもんかへ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「脅」の読み・字形・画数・意味 脅常用漢字 10画 [字音] キョウ(ケフ)・キュウ(キフ)[字訓] わき・おびやかす[説文解字] [字形] 形声声符は(きよう)。は三本の力(すき)(耒(すき))を合わせた形で共耕を意味し、協の初文。脅は(肉)に従う字で、そのは肋骨の相並ぶ形に比したもの。一本を肋(ろく)という。〔説文〕四下に「兩膀なり」と両脇の意とする。字は脇と同じ要素よりなるが、脅は劫(きよう)と通じて脅迫の意にも用いる。[訓義]1. わき、わきばら、あばら、かたわら。2. 劫と通じ、おびやかす、せめる、せまる。3. 翕と通じ、おさめる、ひそめる、すぼめる。[古辞書の訓]〔名義抄〕脅 カタハラホネ・ワキ・オビヤカス・オビユ・スベテ・ノベテ 〔字鏡集〕脅 カタハラホネ・カタノホネ・ワキ・ヲユビ・スベテ・ノベテ・ヲビヤカス・ナツキ[声系]〔説文〕八下に脅声としてを収め、「气を翕(あは)すなり」と訓する。胸の機能をいう字である。[語系]脅xiapは夾keap、挾(挟)hyap・頰kyapと同系の語。みな、左右相対し、また、左右より相持するものをいう。[熟語]脅肩▶・脅衣▶・脅威▶・脅嚇▶・脅求▶・脅劫▶・脅恐▶・脅▶・脅鬩▶・脅降▶・脅骨▶・脅持▶・脅取▶・脅従▶・脅辱▶・脅制▶・脅息▶・脅奪▶・脅痛▶・脅迫▶・脅▶・脅服▶・脅略▶・脅陵▶・脅斂▶・脅肋▶[下接語]威脅・劫脅・挟脅・鼓脅・折脅・前脅・脅・脅・誘脅・両脅・連脅 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報