脚光を浴びる(読み)キャッコウヲアビル

デジタル大辞泉 「脚光を浴びる」の意味・読み・例文・類語

脚光きゃっこう・びる

舞台に立つ。
世間注目の的となる。「新しい資源として―・びる」
[補説]文化庁が発表した令和3年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「脚光浴びる」を使う人が83.4パーセント、本来の言い方ではない「脚光を集める」を使う人が7.8パーセントという結果が出ている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脚光を浴びる」の意味・読み・例文・類語

きゃっこう【脚光】 を 浴(あ)びる

  1. 舞台に立つ。また、脚本上演される。
    1. [初出の実例]「盛大な公演に〈略〉娘が脚光を浴びるというその日まで」(出典:忘却の河(1963)〈福永武彦〉)
  2. ( 転じて ) 広く世間から注目される。社会の注目の的となる。
    1. [初出の実例]「『小鳥座』上演の脚本が〈略〉ぽつぽつ脚光を浴びるやうになって」(出典:通学物語(1941)〈渋沢秀雄〉わが演劇交友録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android