腐儒(読み)フジュ

デジタル大辞泉 「腐儒」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じゅ【腐儒】

全くの役に立たない儒者。くされ儒者。気力意欲もない学者をののしっていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「腐儒」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じゅ【腐儒】

  1. 〘 名詞 〙 役立たずの儒者をののしっていう語。腐れ儒者。
    1. [初出の実例]「家児不放山林去、苦熱庸材一腐儒」(出典菅家文草(900頃)二・苦熱)
    2. 「汝等ごとき腐儒(フジュ)(〈注〉クサレモノシリ)の知る所にあらず」(出典:談義本・田舎荘子(1727)中)
    3. [その他の文献]〔荀子‐非相〕

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普及版 字通 「腐儒」の読み・字形・画数・意味

【腐儒】ふじゆ

無能な学者。陋儒。清・孫奇九日~追和九飲歌〕詩 人はく、飮量の多きに 牢騷(らうさう)、忽爾(こつじ)として、悲歌る 腐儒は知らず、眞儒の 肆(わうし)彈(きだん)す、奈何(いかん)すべき

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