腰折山
こしおれやま
[現在地名]北条市下難波
恵良山の西方、下難波の南の集落の北にある山、標高二一四メートル。山の形が腰を折っていく様子に似ているところからこの名がある。「伊予二名集」には烏帽子山ともいうとある。
小野小町の作といわれる、
<資料は省略されています>
という歌があるが、半井梧庵は「愛媛面影」で偽作であろうとしている。古くから知られた山で、国指定天然記念物のエヒメアヤメ自生南限地である。エヒメアヤメは伊予節にコカキツバタの名で歌われており、一名をタレユエソウともいう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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