腹立(読み)フクリュウ

デジタル大辞泉 「腹立」の意味・読み・例文・類語

ふく‐りゅう〔‐リフ〕【腹立】

腹を立てること。立腹
「すべていささかも―せずと云ふを」〈沙石集・八〉

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精選版 日本国語大辞典 「腹立」の意味・読み・例文・類語

はら‐だち【腹立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はらたち」とも ) 腹を立てること。怒ること。癇癪(かんしゃく)をおこすこと。立腹。
    1. [初出の実例]「貪欲、瞋恚(シンイ)(〈注〉ハラタチ)、愚癡、嫉妬、慳慢、おほきことなしや、いなや」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)七)
    2. 「もってのほかはらたちのやうすに」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一)

腹立の補助注記

日葡辞書」には清濁両様の見出しがみられる。


ふく‐りゅう‥リフ【腹立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「立」の正音 ) 腹をたてること。怒ること。立腹。
    1. [初出の実例]「莫腰折之詠。定有腹立之輩歟」(出典:明衡往来(11C中か)下本)

はらだたし【腹立】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙はらだたしい(腹立)

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