膏血を絞る(読み)コウケツヲシボル

デジタル大辞泉 「膏血を絞る」の意味・読み・例文・類語

膏血こうけつしぼ・る

人の苦労して得た利益財産を取りあげる。重税を取り立てることなどのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「膏血を絞る」の意味・読み・例文・類語

こうけつ【膏血】 を=絞(しぼ)る[=浚(さら)う]

人民労力や苦労して得た利益、財産をとりあげる。重い税を賦課することなどにいう。
日本外史(1827)二二「浚膏血、盈之府庫
黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一「人民の膏血(カウケツ)を絞ったり、富家御機嫌をとったり」
心身の苦労をつくして得る。苦労する。
湯島詣(1899)〈泉鏡花一九「其の学費は、父が膏血を絞ったものであることは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android