精選版 日本国語大辞典「御機嫌」の解説
ご‐きげん【御機嫌】
〘名〙 (「ご」は接頭語)
① ある人を敬って、そのきげんをいう語。ご様子。ご気分。
※大観本謡曲・土蜘蛛(室町末)「心得申し候。御機嫌を以て申し上げうずるにて候」
② (形動) 非常にきげんがよいさま。事がうまくはこんだり、酒がはいったりして、きげんのよい状態をいう。
※咄本・寿々葉羅井(1779)鬼むすめ「おまへはよっほど御きげんそうだ。あぶなふござりますから、よしになされませ」
※松翁道話(1814‐46)一「よだれ流して御きげんぢゃ」
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