臘祭(読み)ろうさい

精選版 日本国語大辞典 「臘祭」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さいラフ‥【臘祭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「臘」は猟に通じ、狩猟をして得た禽を供えるところから ) 陰暦一二月の祭。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「臘祭の夜の 巷に堕ちて 心臓はも 条網に絡み 脂ぎる 胸乳も露(あら)は よすがなき われは戯女(たはれめ)」(出典在りし日の歌(1938)〈中原中也〉むなしさ)
    2. [その他の文献]〔礼記疏‐月令・孟冬〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臘祭」の読み・字形・画数・意味

【臘祭】ろう(らふ)さい

臘の祭。〔礼記月令〕(孟冬の月)天子乃ち來年を天宗にり、~先五祀を臘し、農を勞(ねぎら)ひて、以て之れを休息せしむ。〔孔穎達〕臘祭せんと欲するの時を以て、暫(しばら)く出でて田獵し、以て禽を取る。

字通「臘」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む