臘祭(読み)ろうさい

精選版 日本国語大辞典 「臘祭」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さい ラフ‥【臘祭】

〘名〙 (「臘」は猟に通じ、狩猟をして得た禽を供えるところから) 陰暦一二月の祭。《季・冬》
在りし日の歌(1938)〈中原中也〉むなしさ「臘祭の夜の 巷に堕ちて 心臓はも 条網に絡み 脂ぎる 胸乳も露(あら)は よすがなき われは戯女(たはれめ)」 〔礼記疏‐月令孟冬

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「臘祭」の読み・字形・画数・意味

【臘祭】ろう(らふ)さい

臘の祭。〔礼記、月令〕(孟冬の月)天子乃ち來年を天宗にり、~先五祀を臘し、農を勞(ねぎら)ひて、以て之れを休息せしむ。〔孔穎達〕臘祭せんと欲するの時を以て、暫(しばら)く出でて田獵し、以て禽を取る。

字通「臘」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android