臘(読み)ロウ

デジタル大辞泉 「臘」の意味・読み・例文・類語

ろう【臘】[漢字項目]

[音]ロウ(ラフ)(呉)(漢)
1 冬至の後、第三の戌いぬの日に行う祭り。「臘祭」
2 年の暮れ。一二月。「臘月/客臘かくろう・旧臘」
3 僧の修行の年数。「戒臘・夏臘げろう・法臘」
4 年功による地位や身分。「下臘げろう・上臘・中臘」
[補説]「﨟」「臈」は俗字で、特に4に用いる。

ろう〔ラフ〕【×臘】

1 冬至ののち、第3の戌いぬの日に行う祭り。猟の獲物を祖先や神々に供える。
2 陰暦12月の異称。臘月。
3 「﨟ろう1」に同じ。
4 「﨟ろう2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臘」の読み・字形・画数・意味

臘
19画

(異体字)
17画

[字音] ロウ(ラフ)
[字訓] まつり・くれ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(りよう)。冬至後に百神を迎えて祀る祭名。〔説文〕四下に「至後、三戌(じゆつ)(の日)、百を臘祭す」とあり、〔独断、上〕に「夏には嘉と曰ひ、殷には祀と曰ひ、には大(だいさ)と曰ひ、には臘と曰ふ」とみえ、年を送る祭であった。〔左伝、僖五年〕「(ぐ)して臘せず」、〔礼記、月令〕「孟の、~先・五祀を臘す」とあって、秦・漢以前より行われていたものである。夏至三伏の祭と相対して、季節の交替を示す大祭であった。〔楚歳時記〕に、十二月八日を臘日とし、臘鼓を打って疫を祓うとあり、仏教では「臘八会(ろうはちえ)」を釈成道の日とする。

[訓義]
1. まつり、冬至後に歳を送る祭。
2. くれ、としのくれ。
3. 字はまたに作る。

[熟語]
臘花▶・臘丸▶・臘▶・臘月▶・臘鼓▶・臘後▶・臘候▶・臘祭▶・臘賜▶・臘酒▶・臘雪▶・臘酎▶・臘腸▶・臘肉▶・臘破▶・臘梅▶・臘▶・臘八▶・臘尾▶・臘風▶・臘味▶・臘▶・臘薬▶・臘冽▶
[下接語]
一臘・夏臘・改臘・客臘・寒臘・旧臘・窮臘・去臘・剣臘・臘・残臘・賜臘・初臘・送臘・梅臘・伏臘・法臘・余臘・臘


17画

(異体字)臘
19画

[字音] ロウ(ラフ)
[字訓] まつり

[説文解字]

[字形] 形声
正字は臘(ろう)に作り、(りよう)声。〔説文〕臘字条四下に「至後、三戌(じゆつ)(の日)、百を臘祭す」とあり、は臘の或(ある)体の字。〔晏子、諫下四〕に「景、兵をして摶治(摶甎)せしむ。(らふ)・冰(陰暦十一月)のに當りてし。民凍餒(とうたい)多く、功らず」とあり、の字を用いる。わが国では僧位をを以て数え、出家受戒して一夏九旬の安居勤行を経た者を年・法といい、のち在俗の者にも極・上という。宮女の位高きものをも上といい、の字を用いる。

[訓義]
1. まつりの名、冬至後に歳を送る祭。
2. わが国では僧の位、また宮女の高位のものをいう。

[熟語]
高▶・祭▶
[下接語]
高・残・送

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む