臥雲(読み)がうん

精選版 日本国語大辞典 「臥雲」の意味・読み・例文・類語

が‐うんグヮ‥【臥雲】

  1. 〘 名詞 〙 ( くもの中に横たわる意から ) 隠居すること。隠居して仙道に志すこと。隠れ住んで仕えないこと。また、仕えることをやめて隠れ住むこと。
    1. [初出の実例]「臥雲之後、雖一乗仏子之名、昇霞以来、定到無上法王之位」(出典本朝文粋(1060頃)一四・円融院四十九日御願文〈菅原輔正〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐昔与微之在朝日、同蓄休退之心迨今十年詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臥雲」の読み・字形・画数・意味

【臥雲】が(ぐわ)うん

隠者生活。唐・白居易〔昔微之と朝日に在り。~且く後期を結ばん〕詩 雲に臥す計を作(な)さず 手を攜へて何(いづ)くに之(ゆ)かんと欲する

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