自力念仏(読み)ジリキネンブツ

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精選版 日本国語大辞典 「自力念仏」の意味・読み・例文・類語

じりき‐ねんぶつ【自力念仏】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。阿彌陀如来の本願の力によらないで、自分の力で往生を得ようという自力の心で唱える念仏。
    1. [初出の実例]「大蔵聞、『いやさ、姫がのは自力念仏で役に立たぬ。内々宝蔵に有地蔵(ぼさつ)を取出し、諸人に拝ませよ』」(出典歌舞伎傾城壬生大念仏(1702)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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